久しぶりのblog更新ざます。忙しすぎて、書きたいこともやまやまなんですが、気がついたら6月も半ばから後半にかかっていましたわん。なおかつ6月に一度もアップしていないことに気がついて再びサプライズの私。


    ←恋愛相談でお悩みの方もお電話くださいね!


・・・てなことで、前回は「マイナスイオン水を飲んで禁酒をしばらくします」という清らかな宣言をしたと思うが、その件に関しては、目標の3週間よりも短くではありますが、10日間の間、禁酒を致しました。で、もって、やっぱり、鑑定後、スイッチオフを必要とするため、早めに「酒解禁」しちゃいました~!なはっ!


「酒解禁」のきっかけは、私のいとこ「Mくん」が我が家にワインを持って、お夕飯に来たことだ。この「Mくん」であるが、私と同じ年齢の男子(当たり前か)で、ちなみに独身である。「Mくん」と私は、父親同士が兄弟ということもあり、かつ、家も近所ということもあって、小さい時からお互いの家を行き来していた仲だ。私は当時「女王様と奴隷ごっこ」にはまっていて、Mくんに対して、「お前は私の奴隷でしょ!○○(お菓子とかジュース)をすぐに持ってらっしゃい!」とか「私に靴をはかせてちょうだいっ!」いうような命令を彼に対してしょっちゅう出していたので、Mくんは私をとても苦手&恐がっていて、私と会うことをマジで避けていたのだった。だから、小学校の途中から彼と私の親交は途絶えていたのだが、20歳を過ぎた頃から女王様癖の抜けた私に安心したのか、ちょこちょこと連絡を取り合うようになり、それからちょこちょこお酒を飲んだり、互いの家を行き来する仲のよさになっている。


そして、最近、Mくんの両親(私のおじさん、おばさん)が立て続けにご病気でご逝去されたことで、一人っ子のMくんは、寂しくなってしまったのだろう。それからは、前よりも頻度が高く、我が家に食事&飲みをかねて来訪するようになっているのだ。


先にも述べたが、Mくんは私と同じ年ということであるから、40歳近くで独身である。結婚をしたことは一度もない。片思いで永く思っている女性がいるから?それとも、内気すぎてチャンスがない?それともルックスがイマイチだから?・・・いえいえそうではございましぇん。彼は女関係が常に異常に「派手」なのだ。つまり、なぜだか、モテるのである。いつも同時進行で3股くらいは普通にしているのである。


彼は一見したとことろ、「普通」の男子である。私がいうのもなんだが、女からすれば、「そこそこの大学も出ていて、そこそこのいい会社に行っていて、まじめそうだし、頭も良いし、何か私が少し頑張れば付き合えそうな『(結婚するには)無難』な男性かも」という感じの男子である。そう!! とても、普通にまじめな無難(に見える)男なのである。Mくんに近寄ってくる女子たちも、そういう感じで彼に近づいてくるのでは?と私は見ているのだが、この一見『安全パイ』に見える彼が女にとってはクセモノで、誠実そうに見える彼の毒牙にひっかかった彼女たちは、果てしない出口の見えないマトリックスに入ってしまうのである。


これは私も今まで生きていて何回か実感しているのだが、女も男も、とびきりのルックスの方々というのは、意外と実際はもてなくて、彼氏、彼女いない歴の長い方々が結構多い。でもって、まあまあ普通というか無難なそこそこな感じの男女たちというのは、地味な風貌とは裏腹に、恋愛遍歴が豊かというか華やかなケースが多いような気がする。入試にたとえれば、Aランクはもともと入れないだろうから、そこそこのBランクを受けようとして、蓋を開けるとAランクよりもBランクのほうが倍率が高いというパターンに似ている気がする。受験も恋愛も相関性があるのだろうか?


そんな、Mくんの女癖が、思ったよりも重症だと認識したのは、彼のお父様(私のおじさん)の葬儀の通夜の席上のこと。父親の逝去に悲しみ、がっくりきていたMくんを私は励ましていたのだが、少し離れたところから、突き刺さるような視線を何度も感じたのである。はっとその視線の先を見ると、京都のお土産でしたっけ?「おたべ」の包みに描かれているような、ややぽっちゃり風の地味めの女性が私をうらめしそうに睨んでいたのであった。推察では、私を本命の彼女と勘違いしたようである。で、後で、Mくんにそのことを話したところ「前付き合ってた○○ちゃんかな?面倒くさいから、携帯変えちゃったんだよね~」とあっさり味の答えがかえってきたのである。そんな非人道的な彼のコメントに対して私もいろいろと反論を彼にぶつけてみたのだが、返ってくる言葉は「別に結婚するとか約束してないしね~ 面倒くさくなったら『切る』だけだよ、Hirokoちゃん 神経質だよな~ あっはは!」とか「縛られるのはイヤなんだよね。いつも自由でいたいんだよね~」みたいなアンポンタンな言葉だけがかえってくるだけ。


親戚筋は、そういう女癖の悪い人たちは、見る限りいないのだから、Mくんのこの癖は突然変異か、昔の先祖が持っていた癖が今になって出てきた隔世遺伝みたいなのかも知れない。それにしても、小さい時は、私の奴隷になるのがイヤで泣いていた、Mくんが、こんな風になるとはねぇ・・・とお酒解禁初日で、1本のワインでほろ酔いの私はしみじみと考え込んでしまったのであった。そして彼に対して「アンタさぁ、彼女がたくさんいるんだから彼女に食事とか作ってもらえばいいじゃん。なんで、うちに来るのさっ!」とシニカルな質問をあびせかける私に、「Hirokoちゃんのおばさんの食事が何たって世界で一番おいしいからね!」と私の母に軽く微笑みながら話しかける彼は、毒舌を吐き散らす私の母までも心酔させるなかなかのババキラーなのでもある。まさに女の敵かも知れない。それにしても、彼のこの女癖の暴走癖はいつまで続くのだろうか?・・それに対して占う気力もない私なのであった。