久しぶりのブログ更新です。ここ2ケ月弱更新していなかったため、数多くのご相談者の方からメールや電話で「ブログ更新してないけどお元気ですか?」というお心使いをたくさんいただきありがとうございます。私は元気です!!鑑定や護符書きや、家の雑事などに追いまくられていた毎日でした。ご相談者の方からのメールのレスをするのが精一杯で、友人からのメールにはまったく返事ができておりません。まずいっ!友人がますますいなくなってしまう!!
というこんな状況の中で、何回か私にメールをくれていたK子ちゃんがつい先日我が家にアポなしで来た。私はちょうど鑑定中だったので、家人が応対してくれたのだが、彼女いわく「どうしても今日中に相談したいので、失礼だとは思いますが、深夜でもお待ちしてます」とのこと。何事でしょう。
K子ちゃんは、私の小学校時代からの友人である。いつもぼーーっとしているが、ある部分では直感が妙に鋭く、時にはフットワークが軽く、私が悩み事があり落ち込んでいる場合なども、敏速にそしてそんじょそこらの占い師なんかとは比較できないようなシャープなアドバイスをしてくれる。自分が困ったときだけは泣きついてきて、口では「Hirokoさんの役に立ちたいんです。恩返しがしたい。」な~んてかっちょいいことを言っておいていざとなったらマル無視なんてこともしない、ちょっと変わってはいるけど肝心要な部分でとても力強いK子ちゃんなのである。ただこのK子ちゃんだが、いつも超スローテンポなのだが何か思いつくと「猪突猛進」で物事に突進していくのであ~る。
話は微妙に脱線しはじめるのだが、K子ちゃんというと「アガスティアの葉」を思い出す。・・・というか、彼女は10年以上も前にそのアガスティアの葉を捜しに行ったのだ。
「アガスティアの葉」・・・みなさんはご存知だろうか?今から4千年前とか5千年前にインドに住む聖者アガスティアが未来において自分の予言を読みにインドに訪れる人の分だけ葉っぱに書き記したとかで、その内容がずばっと的中するとかなんとかだそうである。私たちの中では10数年前にこの葉についてがブームになり、一部の精神世界系の会社はアガスティアの葉を捜しに行く代行なんかもしてましたな。アガスティアの葉に書き記されているカテゴリーはたくさんあって、自分の金運とか、前世とか来世とか仕事運とか結婚運とかで結婚運に関しては誰といつ結婚するとかなんせ詳細についてわかるらしい。
私たちは当時キャーキャーと軽薄にそんな話題で盛り上がっていたのだが、当時あまり男っ気もなく「私、本当に結婚できるのだろうか??」といつも未来の自分の結婚について大変に憂いでいたK子ちゃんは、何を思ったのかその葉っぱを捜しに行くと言い出したのであった。
で、彼女なりのアガスティアの葉の調査をして、気がついたらそれから一~二ヶ月も経たないうちに突然インドに行ってしまったのである。
向こうに行ってからなんですけど、彼女の調査が甘かったのかゆるかったのかわからないけど簡単にアガスティアの葉にめぐり合うことは出来ず、たどたどしい英語を使いつつ現地の人が教えてくれる「アガスティアの葉」情報に翻弄されながら、そんな旅の道中で、ある日本人の男性と出会ったとのこと。彼も「アガスティアの葉」を探しに来たということだった。慣れない外国(それも初めてのインド)でもう旅を中断して帰ろうと意気消沈でブルーモードになっていたK子ちゃんは「同じ目的の旅のお供」が出来て、再び葉っぱ探しに意欲が出たとの事、その場で意気投合して2人で葉っぱ探しに行く強い決意を持ったらしい。
それから2人、10数日かけてあっちゃこっちゃそれらしき場所を行ったのだが、結局「アガスティアの葉」は手に入れられなかった。お供のその男性は仕事でまだしばらくインドに滞在とのことで、2人せっかく意気投合して仲良しになったのにK子ちゃん一人が日本に帰国となったのだった。
で、ここでK子ちゃんのスロー、お馬鹿モード炸裂なのだが(←K子ちゃん、ごめん)、K子ちゃんは、彼と一緒にインド中を行脚しているうちに彼のことをなんとなく気になっていて、飛行機に乗り、飛行機がインドの地を離れたときには「完全に好き」になっていたそうだ。遅いっ!なぜなら、彼女は自分の気持ちに気づく(?)のが遅すぎて、自分のフルネームも言ってないし、連絡先も伝えてないし、もちろん相手の名前(苗字は知っていたそうだが)のフルネームや連絡先も聞かなかったそうなのだ。飛行機の中で、K子ちゃんはそんな自分の抜けた行動を責めて相当に落ち込んだらしい。
だから、帰国したK子ちゃんは帰国してきて私に電話して話したきも「アガスティアの葉なんて、どーーでもいいの。あるかないかわかんないし。・・それにしても何で彼の名前と連絡先聞かなかったんだろうーー!!何やってるんだろう、私!!もう一生一人だーーー!!」とずっと泣いていたのである。また彼女は「彼はマスコミ関係とか言ってて、外見も素敵だったぁ!!」と嗚咽交じりで叫んでいたのであった。私が「スキー場でかっこよくすべる男がかっこよく見えるのと同じなんじゃないの~?」なんて冗談交じりで慰めもしましたが、全くききませんでしたね、はい。
それで、ここからが凄いのだが、そんな落ち込んでいた彼女だが、その後何とか気を取り直し仕事を復活し、ある日の仕事の打ち合わせの帰り、高尾行きの中央線に乗ったんだけど、そこで、なんとそのインドの彼とバッタリ再会したというのだ!向こうも相当にタマゲタというかビックリしたらしい。そして、彼が言うには「彼も彼女に連絡先を渡さなかったから、残念だと思っていました」ということ。それでまた、ここからもすごいのだが、彼と彼女の住んでいるところがかなり近所で、駅も一駅しか変わらないということなのだ。で、出身小学校は私たちと同じで、学年は私たちより5学年上。実家は、彼女の実家とも超近いとのこと。重なりすぎた偶然とはこういうこと。運命以外なにものでもないでしょうね。
そして、そんな運命の再会をしてしまった二人は、当然のごとくお互いに強く運命を感じてしまい一年もしないうちにゴールインしてしまったのである。いや、めでたし、めでたし。めるへんだーー。彼女たちの披露宴に出て、彼女達へのお祝いの歌「エンドレス・ラブ」を幼馴染のH君と私はデュエットをして、そして出されたフレンチを食しながら、独身族の私たちは「結局、アガスティアの葉は見つからなくても、欲しいもんは見つかったじゃんねーー」と語り合ったのでした。アノ当時は、「すごい偶然だにゃ」なんて思っていたが、今あらためて思い返すと凄い話ですよね~。
そして、話は本題に戻るのだが、深夜一時前に鑑定を終えた私は、やっとK子ちゃんとお話ができたのだが、内容は、彼の母親、もといっ、姑問題の件でした。ご主人になった彼とは今も仲はいいみたいだけど、やっぱり姑問題っていうのは大変なようですな。う~む。
・・・と今、このブログを打っているときに、長年付き合いしているご相談者から電話があり、内容は「Hirokoさん、アガスティアの葉って知っていますか?」ですって!!・・・やっぱり、すべてはひとつにつながっているのかもしれない。