ご相談者のKさんから旅行の写真がとどきました☆
東北旅行に行ったとのことで、今回は、恐山。

ことりっぷ 十和田・奥入瀬 弘前・白神山地・恐山 (ことりっぷ国内版)

ことりっぷ 十和田・奥入瀬 弘前・白神山地・恐山 (ことりっぷ国内版)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 昭文社
  • 発売日: 2011/01/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

とにかくここは硫黄の臭い、なんとも言えない場所です。おまけにKさんが行ったときにはプラス暑かったとか。
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奥の院の不動明王です。すべてを焼き尽くしてくださる存在です。
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湖の方が極楽で山の方が地獄を表しているそうです。
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風車がなんとも風景にマッチしていますねー。
イタコの方はお祭りなどの特別な時しかおられないようで、会えなかったそうです。
恐山といえば幼少のころ、信心深い祖母とイタコの口寄せをしてもらいに行ったことがあります。
そして、独特のエネルギーを受けたせいか、この世の存在でない誰かとお話をしたような、だからその夜から高熱が出て、旅先で祖母を心配させたものの翌日には、けろっとして元気に過ごしていたような、そんな思い出があります。
あのときは小学校にもあがっていないガキンチョでありながらも、ガキンチョながらの頭と感覚でここはあの世とこの世の境で、同時にあの世でもあるんだな、ということを感じたことを覚えてます。
静寂と恐怖が独特にあり、だから、生きているうちは、そんなに行きたい場所ではないなみたいな気が私には今もあります。
考えて見れば、祖母は、しょっちゅう恐山のイタコに会いに行ってましたね。
会いに行っていた理由はただ一つ。祖母は戦争で亡くなって海外で命を散らした長男からのメッセージを聞きに行ってたんですね。
あのときの祖母の表情、いたこの方を通して自分の肉親と話していたことは今でも私の脳に焼き付いています。
不思議だったのは、いたことの細かなやりとりは一切、私の母も含めて誰にも言わず、そのとき同行した私にも感想等一切もらさなかったことでした。
祖母にとっては戦争でなくなった長男(私からしたら叔父さん)への思いが相当な重さになっていて、それは人には軽々しく他言するようなレベルではなかったのかもしれません。私は祖母ではないからわからないけど、いろいろな思いがあったのだと思います。
Kさんからいただいた写真で、何十年も前の昔見た風景やエネルギーをおもいだしてしまいました。
今回のKさんからの私にとっても必要な流れだったのかもしれませんね。
恐山: 死者のいる場所 (新潮新書)

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