お百度参りはもともとは、神仏にどうしても叶えたいことがある時に、ある一定区間を往復百回参拝繰り返す。
ある一定区間とは、社寺の入口から拝殿のところまで行き参拝往復を繰り返す、もしくは拝殿裏を左から拝殿裏を拝み、右に行き、右から今度は拝殿裏を拝み、左に行きという、つまり拝殿裏の右端と左端の二箇所に百度石があるということである。
ちとわかりにくいが、二箇所ある百度石。
何回かご相談をしてくださっている関西在住のご相談者が鑑定後の雑談時に、
「数ヶ月前に、どうしても苦しい気持ちがとれず、叶えて欲しいことがあり、石切神社でお百度参りをしました。」とお話ししはじめた。
その方は、恋愛でご相談してくださっているので恋愛成就系でのお百度かと思っていたのですが、お百度の祈願の内容は、身内の方のご病気の全快ということ。
かなり大変な状況だったようだが、その方のお百度の力で今は全快に近い状態とのこと。お話を伺っていて、ご相談者の張り詰めた心境の中に、ところどころに熱い何かを感じ、私もその方の肉親のご健康を祈らずにいられなかった。
どうしようもない強く何かを決心して叶えたいときにお百度参りは絶大な効果を発揮するといえるのだろう。