こないだ小学校の同窓会めいたものがあった。。。といっても、こういう同窓会めいたようなものは1年に2~3回開かれる。ま、酒好きな連中たちが集まる単なる飲み会なんですけどね。人数は大体10人前後。メンバーも大体決まってます。男子6で女子4という割合。


で、これも偶然かどうか分からないけど、なぜか男子たちがオール独身なのである。職業もそれなりにイケてて、金もそこそこにあり、ルックスも普通な男子たちばかりなのに、1度結婚ありbutカンバック状態(つまりバツイチですな)、 or結婚経験は無く、これという彼女もいないという方々ばかり。私もずいぶんまわりの女友達も紹介したりしましたが、一人もまとまりませんでしたわ、とほほ。仕事の話をしているときの彼らは そりゃ~オーラぎんぎんでそれなりに素敵なのに、自分の恋愛面の話となるとめっきりオーラダウンして、「は~」とか「ふ~」とかため息しか出てこない状態になってしまうのである。


今回の飲み会でも、最初は明るいモードだったのだが、途中から彼らの例の曇り空モードに突入してきた。で、よせばよかったのだが、私も結構な酒の量を飲んでいたせいなのか分からないが、つい調子に乗って、彼らに説教口調で、「大体さ~ 選びすぎるからさ、ダメなんだよ~! 顔が長谷キョーとか藤原紀香で、性格が山口もえとか訳わかんないこと言ってたら一生相手なんか出てこないよ! それに、男は優しさだからね~、結局はそれだよね~」とかエラソーに言ってた時のこと。


私の話を真摯に聞いていた風に見えていた、男子の1人のFが唐突に私にこう向かってこう言い放ったのだ。「俺さぁ~ こないだふと考えてたんだけど、昔、お前に変なことされたじゃん。あれから、俺の恋愛の歯車が狂い始めてるんじゃないかってさ~」


Fが言うには、小学5年生だった頃、季節は初夏あたりだったらしい。Fが自分の机のところでぼんやりしてると、教室の片隅で窓にある丈の長いカーテンにくるりんとくるまっていた私が「F!こっち来て~!」とおいでおいでの手招きをしてFを呼び寄せたというのだ。Fは、よく分からないけど私に呼ばれるままカーテンの方に行ったとのこと。そこで、私に「ちょっと、ちょっと このカーテンの中に一緒に入って!!」と言われて、いうがままに私が仕切ったカーテンの中に入ったらしい。そして、私が「Fくんは、『海』と『山』のどっちが好き?」と彼に聞いたというのだ。Fが「『海』かなぁ」というがいなや、私はFのほっぺにチューをしたというのだ。


Fの唐突なカミングアウトのあと、残りの男子MとAも「あ”~っ 俺もされたぁ~っ!!」とオタケビをあげて、なぜか、現場にいた女子の1人A子ちゃんも「あっ!アタシもヒロコにチューされたぁ!!」と言い出したのだ。


そして、みな口々に「恐かった」とか「夜眠れなくなった(変な罪悪感を感じたとのこと)」とか言い出して、その事件が「女に対しての『壁』を作ったのだ」とか「お前のせいで結婚できない」とか「カノジョができないのは、あんなことをされたからだ」と口々に言い始めたのだ。私が、その場しのぎに「うっそだぁ~ 本当は嬉しかったんでしょっ!!」と言ってみたりもしたのだが、被害者全員が首を強く横に振りきって否定の表情、あらためてむかついた私なのだった。しかし、私そんなことしたかな?記憶がないんだけど。


。。。と、最初は、ほとんど そんなことは『全く記憶にございません』状態の私だったのだが、Fの事細かな当時の話をなぞり、よくよく思い出してみると、確かにヤッた記憶がある。というか、ヤリましただ。思い出しちった!映画の「エンジェルハート」のミッキーローク扮する主人公のラストのシーンの心境に近いものだがに。確か、それをしようとしたきっかけは、何かのドラマをテレビで見たか何かで、マネしたようなしないような。。し、しっか~し、よくよく自分の記憶をたどってみると、、、間違いない!!超恥ずかしいんだけど。やはりエロ小学生だった私自身を再確認。そんな自分をマジで消したくなってしまったのであった。きゃ~っ。(しかし、なぜ女子にまで、そういう行為をしたかは謎。)


だけどさ~、小学校のそんな経験のせいで、自分の恋愛路線が狂ったってどういうことなのさ。いいがかりじゃん。そういうのって、八つ当たりって言うんだよね!今の環境は自分が作っているんだからね!・・・といつもなら、声たかだかに彼らたちに向かって演説ぶる私なのだが、今回ばかりはすごい恥ずかしくて、何も気のきいたことが言えず、受け身な態度になっている私なのでした。しくしく。


もうとっくに私の中で忘れていた、それも恥ずかしい記憶をよみがえらせてしまった私。まじでトラウマになりそう。他のみなみなさまは、その話を終えた後は違う話題にすんなり移っていったのだが、1人取り残された私は、というか過去の恥ずかしい経験の湖に完全にはまりこんだ私は、そこからもがき出ようと、忘れようと、いつものワインの量を越えるほど異常に飲みすぎて、帰宅後 またまた「どくだみの雫」のお世話になったのでありました。酒が醒めたら、あらためて恥ずかしさ倍増!どうしませう!!


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