今回の話は前回の「好きな人をひきつける方法」でも、少しふれた話になる。


鑑定で相談者にチャンネルをあわせて、その方の未来のビジョンやメッセージを受け取る内容が、相談者にとって望んでいる結果(たとえば片おもいのA君と交際できるとか、ケンカ中のBさんから○×日までに連絡がくるとか)であるにもかかわらず、それが現実的になかなかならないとか、遅れて現実になるということが人によって、しばしば起きることがある。


一時期そのことについて結構真剣に考えたことがあった。もしかしたら、私の鑑定がヘボだったの?とへこんだこともあった。だが、いろいろ考えているうちにそうなりやすい人(鑑定でいい結果が出ているのに、現実的にそうなりにくい人=願望成就をすぐに現実化しにくい人)を見たとき、あるパターンがあるように感じはじめてきた。それは、そういった人たちは、自分が実現させたい事柄についてそれが実現できるまで、ずっとその事ばかりの考えにとらわれ続け、願望が粘着剤のようにくっついて、逆に願望の現実の速度を遅めている傾向があるのではないかということだ。


←知り合いがイタリアに行ったとき、ある聖堂の内部を撮ったときの写真(撮影禁止らしいのに、あまり素晴らしくて撮影したとのこと)


以前、友人がやっている占い会社で数ヶ月だけ、100%成功報酬型で、成就した場合だけ、お金をいただけるという願望成就だけをするという仕事をOL時代の時にやっていたことがある。(すごいアルバイトだった。いろんな依頼があって面白かったけど。)このとき大体成就した確率が全体の60%強くらいだったのだが、成就したほぼ全員が私に対して、「うまくいけばめっけもんですね~、えへへ~」くらいのライトな感覚で頼んできた人たちだった。成就した人の中には、私からみて「それ無理じゃないかな?ま 一応やってみるけど」という願いもあったが、見事成就した。残りのそのとき成就しなかった人たちは、自分でも多少願望成就をできるようなトレーニングがあって、自分でもかけ続けていたり、私のところ以外の占い師や呪術師のところへ何件も掛け持ちしていたり、神社仏閣へお参りし続けていたというような一種エコエコアザラク的になっている「願望成就に対しての強い思ひ」がある人たちが多かった。


だから、今現在鑑定時、その人が望む結果が出てそれを伝える場合、「こういういい感じのメッセージを受け取ったから、あとはこれはすべて天にまかせて貴方が今するべき仕事に集中してそのことにはあまり執着しないでね」というようにしている。


でも、私もそうだが、いい結果が出れば、半信半疑とはいえ嬉しくてそのことばかりを考えて、結果を先送りにしてしまう。「思いが強くなる=執着」を常にはずすというのは、私を含めた多くの人たちの大きなテーマなのかもしれない。


あることに執着し続けると、そのことばかりに気持ちが集中しすぎて、自分の近くに訪れた「happyな何か」に気づくこともできない。実にもったいない。


私のお勧めとしたら、何かの願いを叶えたい場合、連続で1週間お願いをして、その後はすべて手放す努力をして忘れる。人それぞれ様々な考えがあるだろうが、私が思うには、それが自分の望む幸せの最短距離だと思う。