こないだ、新宿に用事があり、地下道を一人でぱこぱこ歩いていた昼下がりのこと。すれちがいざまに「あれっ?hirokoちゃん?」という聞き覚えのある男の人の声を私の頭上あたりで耳にした私。ぱっと声のした方を見ると、、、な~んと、その昔、ほんの一瞬お付き合いをしていたことがあったAさん(もちろん男)だった。なんという再会!!
このAさんは、私の特に親しくしている女友達の間で、通称「ジップロック男」と呼ばれていて一時期話題ソウナメになった。
なぜ彼が「ジップロック男」と呼ばれることとなったのか、その所以について今回はお話したい。


    ←これが今回の主役のジップロック 食品保存には本当便利ですよね~


 ジップロック男というふざけた名称とは似ても似つかないほど、Aさんはかっこいい。はっきりいえば、私がお付き合いした中で、ナンバーワンのイイ男だった。私の辛口な女友達もAさんを生で見て、「私は好きなタイプじゃないけど、格好はいいよね~」というくらいの一般的にみてもかなりの上玉でした。彼は、いわゆる3高で、皆さん賛否両論はあるだろうが、一番近い線でいえば、俳優の藤木直人さん似の顔つきでちょっと細身のマッチョ系。20代にはモデルもバイトでやっていたとか。とにかく私のほぼ理想のタイプの男性だったのだ。


かれこれ私が、Aさんと会ったのはその昔、まだ時が2000年になる前の世紀末に近い頃、某企業のOLをやっていた時だった。
Aさんと私は同じ会社にいて、いわゆる社内恋愛という恋愛形式になるのだろう。私の仲の良かった女子社員のご主人とAさんが、友人ということもあり、4人で個人的に食事に行くことを度々繰り返していて、私とAさんがお付き合いを始めるのにそんなに時間はかからなかった。とにかく、私好みのイイ男だったので、私が彼に対して前のめりにのめりこんだのはいうまでもない。そんなにイイ男だから、私のほかにも数人の彼狙いの女子がいた。正確に数えれば潜在的な人数はもっといたと思う。そんな激戦状態にもかかわらず、その女子たちには、目もくれずに私の方だけを見てくれた彼という存在に私が酔いしれたのは当然のこと。今だからこそ言えるのだが、私は当時4年くらい付き合っている男性もいたのだが、その男性は私の会社とは全く関係ない別の分野の人だったし、仕事柄超多忙で会うのもママ成らない状態だったので、その男性とお付き合いしつつもAさんと付き合うという禁断の二股の付き合いをしはじめてしまったのだった。


まあ冒頭にも書いたが、このAさんだが、とにかく優しい。彼の家にも頻繁にお泊りに行ったりしていたのだが、食事や飲み物は必ず彼がかいがいしく私に作ってくれ、味もばつぐん。本当に至れり尽くせりだった。当時、私たちがいた会社が店頭公開を果たし、その株が急激に上がったせいで、会社内には何人もの「わらしべ長者」が誕生した。Aさんもその中の一人と言われていた。そういう状況で拍車がかかったのか、Aさんからのプレゼント攻撃もすごくて、指輪や高級時計などの貴金属や高級バッグや洋服なども結構もらった。
「こんなに頭もよくて、格好も良くて、金持ちで、優しくて、料理も上手な男性って本当にいるんだ。ブラボー! M君(当時の本命の彼)とは別れちゃおうかな♪」という気分。夢のようでしたね、今思い返しても。


そんな彼との付き合いも数ヶ月過ぎたころ、私の相も変わらずのAさんの家でのお泊りが続いたのだが、その頃から、彼の家に泊まった時、「??」と思うことが何回かあった。それは、彼の家でお風呂に入って出たあと、その時はいていたパンストや下着がちょこちょこ無くなるのだ。それも毎回じゃなく、たっま~に。新しい替えのものは持っていったし、その点では困らなかったけど、そういう問題じゃないよね。気持ち悪い。
彼に聞こうかなと思ったんだけど、なぜかこれが聞きにくかった。。。正確に言えば、いつもの私なら言えるのだが、Aさんには聞きづらいというか、聞けないようなオーラめいたものが彼から放出されていたと言える。


それでですね~、そんな時すごい事件が起きるのですが、それは後日(多分明日)に書かせていただきます。長くなりそうなので。。