去年の近鉄バッファローズ(だったっけ?)の買収問題で、世間の注目をひいた「ライブドア」だけれど。。今回もまたまたやってくれましたよねぇ、ニッポン放送の株の大量保有問題。


「ライブドア」がとった株式買い付け手法(時間外取引)が、商法には反していないけれど、モラルに反しているとか、今回の手法は「安易なM&A(企業の合併、買収)」とか「単なるマネーゲーム」とか批判のコメントがメディアや政財界で言われている。自社株も下がりっぱなしで、超向かい風状態の渦中にいえる「ライブドア」。


でもですね、「ライブドア」が今回やっていることって、法律上は何にも問題ないわけでしょう?アメリカでは今回のようなことは、日常茶飯事のことではないのかな?違うのかな?結局、問題なのは、「ライブドア」が日本の慣習に合わないことをやったっていうのが、日本を仕切っている大企業の方々は気に入らないってことだよね。まだ「青いヤツ」が金に物言わせて何するんだとかってね。あと事前にご挨拶をするとか、根回しをするとかそういうことをしなかったってことなのかな。日本って一応資本主義国家だよね。。


80年代半ば以降から始まった規制緩和で、日本は電電公社も専売公社も国鉄も民営化されたりしたけれど、現在も道路公団や郵政省の民営化とか叫ばれて続けているけれど、戦後の資本主義統制体制的な枠組みから今ひとつ日本は脱却できないように感じるのは、私だけかしら?


私は「ライブドア」もホリエモン自体にも特別好きな気持ちはないけれど、すごいなぁと思うのは、今回、その枠組みを抜本的に壊そうと果敢に挑んだ今回の一件。私にはできないからすごいと思いましゅ。


それにしても話はすごく飛びますが、私が前々から、ずっと気になっていることがある。日本JT(日本たばこ産業)の株式が、民営化されたはずなのに今だに財務大臣が全体の50.5%保有しているという事実(昨日の日経にJT社員の希望退職者の件が出てたけど)。2~3年前は70%以上政府保有だったような?いつまで国がそんなに持ち続けるのか?持たなければいけないのか?Why?私には全くもって謎。


話は戻りますが、実際のところ 今回の騒動で一番喜んでいるのはNHKかもね。この一件から、全然騒がれなくなっちゃったもの。